日本国内で産官学連携事業の拡大が進み、
様々な業界で学校、行政、公共機関と企業連携が行われています。
近年目覚ましいスピードで進化してきたITのおかげでグローバリゼーションが進み、
企業活動を継続していくには世界的な規模、視野で物事を判断し、
変化に対応していくことが必要になってきています。
従来の技術やノウハウを使い自社開発だけで完結するのではなく、
大学内の技術シーズの取り込み、独創的かつ実践的な人材の供給源として
大学をとらえ様々な連携方法が生まれています。
大学側から見れば高い専門性と広い視野を持った企業、技術者と関わることで
ビジネスにおける最先端の技術開発の激しい競争を体験し、
今までの大学ではできなかった人材の育成が可能になります。
フィルム加工、テープ加工のオーティス株式会社は携帯電話をはじめとする
情報通信の分野で多くの実績を作ってきましたが
これからの時代はそれだけで事業を続けていけるほど甘くはありません。
中国やその他の東南アジア諸国の台頭で日本のアドバンテージは失われつつある今、
新たなお客様との繋がりが年々厳しくなってきています。
岡山県の産官学連携事業では自動車業界、医療業界、電池業界、AI/IoTといった
業界毎にコンソーシアム(共同体)が組織され、
県内にある大小さまざまな企業と大学、県の行政機関等が連携し
新たな産業振興を目指しています。
フィルム加工、テープ加工のオーティス株式会社の産官学連携事業の実績として、
地元・岡山大学との共同研究があります。
この取り組みでリチウムイオンバッテリーの安全性を高める
基礎研究の分野で貢献することが出来ました。
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id749.html
企業間のマッチング、大学との共同研究、大手企業を招いた
勉強会、セミナーの開催などその活動は様々ですが、
なかなか大きな実を結べていないのも事実で、成功例はまだまだ少ないといえます。
大学側、企業側、行政側それぞれに問題・課題はあり、
日本的なカタチだけの組織になってしまう部分は
少しずつでも変えて行こうという動きが大事です。
新しいイノベーションを起こすためにはまず「行動」です。
ああだこうだと理由をつけて問題点ばかりを指摘するだけで
何もしない評論家になっては何も生み出せない。
可能性のあるものは何でも取り入れてまず
「やってみること」が大事なのではないでしょうか。
フィルム加工、テープ加工のオーティス株式会社では
様々な可能性を積極的に取り入れていく柔軟な姿勢・考え方を大事にし、
社員のチャレンジを応援しています。